秋遅くまで美しい景観をつくる葉と穂を生かしてグラスを楽しもう!
すてきなグラスの庭をつくるには
グラスも宿根草と同様に、植える場所に向いた性質を持つ品種を選ぶことが大切です。憧れだけで品種を選ぶと、うまく育たず思い描いた景色にならないことがあります。まずは、以下のポイントを押さえて、憧れのグラスをガーデンに取り入れてみましょう。
ポイント1「土壌や気象条件に合う品種」を選び、上手に育てましょう
植え方
用意するもの:緩効性の元肥(窒素分が少なく、リン酸・カリウムが多めの緩効性肥料)、ビニールポットやコンテナで育った苗(園芸店で売られている苗はほとんどがこのタイプ。育てやすい)
- 植穴には、緩効性の元肥を一つまみ程度混ぜておきます。
- ポットから苗を取り出し、苗の土の表面が植穴の高さと同じになるように、深くもなく浅くもなく、ちょうどよい深さに収まるように植えます。
- 必要であれば植えた後に、根元にチッソ・リン酸・カリウムが等分に含まれた緩効性肥料をバラバラとまき、たっぷりと水やりをします。
★ここで紹介する品種は特に注釈が付いていなければ、寒さに強い品種です。
土壌や気象条件別
暑くて乾燥する場所
寒さ・暑さに強く湿り気のある場所
適湿〜湿り気のある場所
日陰に向くまたは半日陰の場所
海沿いに向く
粘土質の場所には
ポイント2草姿やサイズ感、穂の形や葉色の特徴を生かしましょう
素敵に見せる方法
グラスを使ったガーデンには、グラスのみと、宿根草や樹木と組み合わせて混植する2種類があります。いずれもグラスの造形(穂の形も含めた草姿)を活かし、その輪郭がわかるように植えましょう。植物の色や形を上手に組み合わせることで、素敵な庭をつくることができます。
- グラスの草姿(形)、サイズ感(大きさ)、穂の形、葉の色などの特徴を知り、生かしましょう。
形・サイズ・穂の形・葉の色
草姿(形)
葉の色
穂の形
サイズ(穂の高さまでのサイズ)
ポイント3特徴を生かした効果的な庭づくり
それぞれのグラスがもたらす効果を知り、ふさわしい品種を選んで配置すると「素敵な庭」づくりができます。